相鉄線高架化の進捗を見に行ってきた

先週の日曜日に,所用で東京へ行ってきました。とはいってもほとんど自由だったので,ついでに5年前まで住んでいた横浜へ行き,よく利用していた相鉄線の高架化の具合を見てきました。

ところで,相鉄本線天王町和田町間は,自分が横浜に住み始める少し前から「連続立体交差事業」に着手しています。踏切をなくして事故や渋滞を減らすための取り組みです。事業の詳細は相鉄のサイトをご覧ください。

踏切を減らす(連続立体交差事業)|未来への取り組み|相鉄グループ

 

当初の予定よりも竣工時期が延び,完成を待たずに横浜を離れることになりました。事業の進捗状況は相鉄が定期的に広報しているのですが,実際にこの目で見て,住んでいた当時との変化を味わいたいと思います。

f:id:tak119:20180218071502j:plain  f:id:tak119:20180218071506j:plain

朝7時,旧居住地の最寄りの和田町駅に到着しました。電車を降りて早速,なんか雰囲気が違うなと思ったら,いろいろと改装されていました。駅舎のベースカラーがマットブラックになっています。駅標などの案内板も,横浜駅にならって青字に白文字に統一されたようです。

f:id:tak119:20180218071457j:plain

駅前の踏切と商店街の風景です。こちらは当時と変わっていません。

余談ですが,前の記事(2012年の旅行)は当時のガラケーで撮った写真を載せていますが,それに比べると今のスマホの写真は,解像度が格段に違いますね。データ量も大きくなっていますのでご了承ください。

前の住居の脇を通りつつ,星川駅方面へ歩いていきます。

f:id:tak119:20180218072036j:plain

高架部の末端です。線路内には侵入していませんのでご安心を。上り線(左側)はまだ地上を走っています。後ろ側に横浜新道(高架)が走っているので,相鉄線はここで地上に降りざるを得ません。もし横浜新道がなかったら,和田町も高架化されていたのでしょうか。駅前の踏切の待ち時間や混雑状況からみて,その可能性は高かったと思います。

f:id:tak119:20180218072308j:plain  f:id:tak119:20180218072559j:plain

横から見ると,高架化した下り線と,これからの上り線との対比がよくわかります。両線とも地表を走っていた頃と比べて,踏切の遮断時間は減っています。それでも,写真を撮っている数分の間に3,4回は列車が通過しました。

f:id:tak119:20180218072718j:plain  f:id:tak119:20180218072905j:plain

奥に列車が停車して見えるのが星川駅です。線路の高架化に合わせて,駅のホームも高架になります。

f:id:tak119:20180218072918j:plain

上下線のすれ違いの様子です。こんな光景を見られるのもあと少しです。

f:id:tak119:20180218073223j:plain  f:id:tak119:20180218073251j:plain

星川駅前まで来ました。左側の駅舎の社名ロゴは新しいものになっていますが,右側階段の上にある駅名看板は5年以上前からそのままです。青いシートで覆われている所が,高架化工事中の下り線のホームです。その真下に現役で供用されている今のホームがあります。

そのまま歩みを進めて,天王町駅へ向かいます。この区間は帷子川と並行していて,川沿いには遊歩道や遊水地も整備されています。

f:id:tak119:20180218074024j:plain

海に近いので,川なのにカモメがやってきます。天王町近くの橋の下には,野生のコイも泳いでいます。なお,カッパはいません。

f:id:tak119:20180218075713j:plain

天王町駅まで来ました。この駅はもとから高架で,この度の路線高架化に合わせて,相対式ホーム(線路が真ん中で両端にホーム)から島式ホーム(ホームが真ん中で両端に線路)に改築されます。今のホームの外側に新しい線路をつけて,移行後に今の線路部分に新しいホームを造るという,かなり手間のかかる工事です。竣工は星川駅より後になりそうです。

相鉄線の状況報告はこれで終了です。住んでいた頃はほぼ毎日見ている現場だったので,変化を見て取りづらく,むしろじれったさを感じていました。が,ほぼ5年を置いて来てみると,だいぶ変わったことに驚かされました。完成したらまた乗りたいと思います。相鉄箱の高架化事業のほか,JRや東急との接続事業も進めていて,新線・新駅開業ということになります。こちらも進捗を見守りたいと思います。

f:id:tak119:20180224153256p:plain

 

<ここから先は横浜・東京の旅行記になります>

天王町から電車に乗って横浜まで戻ろうかと思いましたが,せっかくなのでそのまま東へ向かって,野毛山動物園まで行きました。9時半の開園まで時間があったので,野毛山公園の展望台から横浜の街を眺めます。

f:id:tak119:20180218084431j:plain

以前1回歩いたことのあるルートですが,途中かなり勾配のある坂を登ります。和田町から歩いてきたこのルートは,水道管が地下に通っていて,「水道道」という名称がつけられています。考えてみれば,スタートからほぼ一直線でここまで来たんですね。

f:id:tak119:20180218093313j:plain

f:id:tak119:20180218101846j:plain

野毛山動物園は入園料無料です。それでいて案内や設備はしっかりしています。モルモットやウサギに(たまにアオダイショウとも)直接触れられる場所もあって,そういうのが好きな人にはお勧めのスポットです。

f:id:tak119:20180218124007j:plain

この白い動物は,あっ違った,これはガンダムですね。横浜を出た後はお台場に来ました。東京に来たら行ってみたい場所があったんですね。日本科学未来館という施設です。上野の国立科学博物館も好きなのですが,自然科学に興味のある人はこちらもお勧めです。体験型の展示がたくさんあります。

f:id:tak119:20180218162204j:plain  f:id:tak119:20180218154115j:plain

子どもが多く,内心,展示の意味もわからずにただはしゃいでいる子たちばかりで混雑して待たされるのは快くなかったのですが,老婆心から言えば,この好奇心が子どもたちにとって将来なにかのきっかけになったり,ちょっとでも科学に対して発見や疑問を持ったりしてくれればと願わずにはいられないのでした。